Profile |
オフィスレゾナンス代表 : 田中 秀憲 |
1998年労働省認定産業カウンセラー資格取得後、1999年よりNHK学園にて心理学講座の講師を4年間続ける(現在も継続中)。
2002年7月、16年間勤務した丸紅株式会社を退社後独立、企業研修、セミナー・ワークショップ、心理学講座、カウンセリング・コーチング業務を手掛けるオフィス・レゾナンスを立ち上げ、現在に至る。企業におけるリーダーシップ・マネジメント能力向上、チームビルディング、コミュニケーションスキル、ストレスマネジメントなどの研修・セミナーを展開中。 |
田中秀憲の日記サイトはこちら
http://plaza.rakuten.co.jp/korogaru/ |
「最悪の状態から復活するために」
最悪の状態から復活するためにこんなことをした、という話です。
私の実体験です。
私は自分でオープンしたセミナー&カウンセリングルームを閉鎖。プライ
ドなんてどっかに吹き飛び、無力感、屈辱感にさいなまれます。家族4人を抱
え、路頭に迷う日々・・・
夫婦関係は最悪、離婚の危機、毎日が大喧嘩。
妻は数ヶ月まったく眠れず、病気の一歩手前。
私は混乱の極み、そんな妻の様子にもほとんど気づかない。
このままでは泥沼、本当にダメになる。
藁をもすがる思いで、まずは身近から変えようとして
必死でした。
○部屋を掃除し、整理整頓する
ふと気づくと身の回りは本や書類雑多にあふれかえっています。
居間、和室、納戸、子供部屋すべての部屋がくしゃくしゃの状態。
妻は生活が心配で家の掃除にはまったく手をつけること
ができなかったのです。
「これはひどい・・・とにかく掃除だ!」
各部屋を掃除する日を決めて、掃除を開始。出るは出るはゴミの山。
すごい量でした。ゆうにトラック一杯分はあったでしょう。
売れるものは売り、いらないものは全部廃棄。
部屋がきれいになるごとにそれにつれ自分の意識も段々クリアーになって
いくのです。落ち着きを取り戻す自分を感じていきます。
「なんとかなりそうだ」
2ヶ月かかりすべての部屋がきれいになったとき、そう確信している
自分がいました。
頭・心の状態と部屋の状態は同じなのです。
○早起きする
ふと気づくと夜中まで起きていて、朝は遅くまで寝ている。ダラダラ
生活。夜中まで起きていると人間ろくなことを考えません。
朝起きる時間が遅いと一日がアッという間にすぎる。もったいないです。
○できる限り人に会う
知人・友人他会える人にはアポを取り自分の窮状を話ました。
勇気づけてくれる人に助けられ、少しづつ平静を取り戻します。
○自分を勇気付ける本を読む
図書館に出向き、自分に勇気を与えてくれる本を読みあさる。
本棚を見る前に「今の自分に必要な本が必ずあるはず」
と強く念じて出向くと、読みたい本が即見つかります。
○衝動買いしない
欲しいなと思う品があってもすぐには買わずに、しばらく
そのままにしておく。1週間くらいするとそのうち熱が
冷めるものがほとんど。本当に欲しいもの必要なも
のだけを買うことにしました。また本当に必要だと思っ
ているものはプレンゼントされたりして手に入ることも。
これにより自分の小遣いは10分の1程度に減りました。
○とにかく笑顔、明るい表情、明るい言葉使いをする。
笑顔などとても浮かべられない状態だけど、無理矢理作る。
鏡を見ながら笑顔の練習。後ろ向きの言葉が出そうなときは
「ストップ!」。
○日記をつける
最初は大学ノートにいろいろ書いていましたが、hmd(ハイパーまんだ
ら日記)を手にして以降はこれにすべてを書いていきま
した。書いていくと日常の小さなできごとが実は全部シ
ンクロしていて、原因と結果がつながっているこ
とがわかっていきました。これは驚きの発見でした。
これらのことをやっていくうちに、信頼関係を損なっていた夫婦関係もだんだん
と回復。笑顔が戻ってきて、家族に「大丈夫感」が溢れてきました。それと同時
に新しい仕事の出会いが出てきて、「大丈夫感」が加速していったのです。妻は
グースカ眠るようになっていきました。
どうも最近調子が悪い、混乱しているとお感じのかた、上記のうちどれかをお試
しください。
特におすすめなのが「掃除」です。家の中や仕事場がちらかっていませんか?
騙されたと思ってやってみてください。
嘘のように頭がスッキリします。
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