「どんな人が集まるのか、会の実態は結局は行かないとわからない」とは竹資材販売ベンチャー、竹資材クリエイト社長の田中一男さん。田中さんには苦い思い出がある。 交流会と思って参加して会は実際は、浄水器や健康食品の勧誘会だったこともあったとか。相手は勧誘のプロ。断りきれず、かつていくらか購入する羽目になってしまったという。交流会は平日夜に開くものの多い。仕事帰りの疲れた体で、忙しい合間をぬって参加するのであれば「行って後悔」する事態は避けたい。
起業家交流会を開くアクセルメディア(東京都立川市)の諏訪功社長は「ネットに規則をきちんと掲載している会を選ぶべきだ」と助言する。参加ルールが明記していない会には、押し売りや勧誘目的の人が紛れている可能性があるという。 交流会の開催報告をホームページで随時更新している主催団体もある。会の質を見極めるためにこうした報告書をあらかじめチェックしたほうがよさそうだ。
交流会は全国各地の商工会議所の支部や各業界団体が開く以外にビジネスマンが会をつくってインターネットだけで参加者を募るケースもある。「こんな会だと思わなかった・・・」と無駄足を踏まないためにも、交流会情報を配信するメールマガジンに登録したり、会のホームページを事前に読んだりしてから足を運んだほうがよさそうだ。 |